どのようにオフプラスチック製の塗料を得ることができますか?
愚者の書 : 塗料について
画像左から(価格は定価+消費税)注:シルバー系塗料は他のソリッド系などと比べて同じシリーズでも価格が高くなったりするので、併記した価格は余り参考にならないかもしれません。
タミヤ:エナメル塗料(X-11クロームシルバー)157円
GSIクレオス:Mr.カラー(8 シルバー)168円
ガイアノーツ:ガイアカラー(121 スターブライトシルバー)263円
Finisher's:フィニッシャーズカラー(クロームシルバー)525円
アルクラッドII:アルクラッドII(ALC 107 CHROME)1575円
タミヤのエナメル塗料以外は所謂ラッカー系で(厳密には違いますが)基本的にはエアブラシによる塗装になります(エアブラシについてはいずれ機会があれば)
エナメル
筆塗り、墨入れ専用ですね。細かい部分の筆塗りには重宝します。失敗しても簡単に拭き取れ、下地がラッカー系なら侵食しないのも利点です。
発色はMr.カラーより良いと思いますが、つや消し、半光沢の色だとそう大差はないですかね。
基本的にエナメルの上からラッカー系の重ね塗りは御法度なのですが(下地を侵食するため)砂吹きと言って、濃い目に希釈して、若干離してエアブラシなどで吹けば、ラッカーでも重ねて吹く事が出来ます。エナメルの上からラッカー系のクリアーで塗膜を保護したい時などには良くやります。
Mr.カラー/ガイアカラー
入手のし易さと色数の豊富さで言えばMr.カラーなのですが、Mr.カラーと同じように扱える上に、発色の良さや隠ぺい力を考えると、Mr.カラーの価格が上がった今、ガイアカラーに軍配が上がると思います。ただ、ガイアカラーは扱ってる店もまだ少なく、ラインナップもそう多くないので、微妙な色を使いたいときには、Mr.カラーを使ってます。その点、ガンプラやAFV向きとも言えます。
ただ、最近はソリッド系の基本色でMr.カラーGXと言う、模型用塗料では恐らく一番隠ぺい力の強いカラーが出てきたので、黒以外はGXにシフトしつつあります。
Finisher'sカラー
メーカーがカーモデル専用と謳っている塗料で、実際カーモデルのボディに使うと凄く綺麗に仕上がります。クリアコートして研ぎ出すと、それこそ実車のような発色を得られます。特にメタリック系はホントに綺麗です。
ただしエアブラシ専用の上、価格も20mlで最低367円(税込み)と高めなので(容量を考えるとそう割高でもないのですが)使いどころは限定されます。また、扱ってる店が少ないのと、ラインナップがマニアックなのがネックですね(その辺はまさにカーモデル専用)
アルクラッドII
英国製(偶にMade in USA)の塗料で、最初からエアブラシ用に希釈してあります。自分が持ってるのは画像のCHROME(クローム)と、AIRFRAME ALUMINIUMのみです。日本ではプラッツが代理店として輸入しています。
特にクロームは下地を黒く平滑にして塗装すると、メッキ加工したような輝きを得られるので、メッキ表現したい場合に使います(クレオスのメッキシルバーより"メッキ"です)ただ、ベラボーに高いのと、コンプレッサーのエア圧をレギュレーターで弱めに調整したり、下地作りに気を使ったりと取り扱いが難しいのと、特にクロムを始めシャインメタリックカラーは塗膜が非常に弱いので(ちょっと指先で触っただけで変色したり擦れたりする)使い所は限られます。
ついでに溶剤について。
上記の塗料を希釈する際の溶剤は、エナメル以外はこの三択です。
(逆にエナメルは専用の溶剤一択か、Zippoライターのオイルを使う人もいます*)
*エナメル溶剤は理由は判りませんが時々プラを割る事があるので、ライターのオイルを使って希釈する人もいるそうです。
左から、
Finisher's:PURE THINNER(ピュアシンナー)
GSIクレオス:Mr.カラーうすめ液
GSIクレオス:Mr.カラーレベリングうすめ液
用意したものはそれぞれ容量が違うので、価格は併記しませんでしたが、一番高いのは左端のピュアシンナーだと思います。
乾燥の速さは左から速い・中間・遅いと言った感じで、レベリングうすめ液は乾燥を敢えて遅くする事で、塗膜を平滑にし、ツヤを出す狙いがあります。また、乾燥の遅さを利用して、筆塗りで塗装する際は、これを使うことで、ある程度筆ムラを抑える事が出来ます(全く無くなる訳ではありません。同社製のリターダーマイルドを使えば良くなるかも知れませんが、自分は持ってません)
逆にピュアシンナーはとにかく乾燥が速く(初めて使った時はビックリしました)プラに対する食いつきが良く、その上何故かレベリングうすめ液よりツヤが出るの� �、これを使い始めてからはエアブラシでの希釈はこれ一つです。その代わり高いですが。ただし溶剤が強く、ヘタをすると塗装面のプラを溶かしてしまう事があるので、クリアパーツなどの塗装には安全を期して普通のうすめ液か、レベリングうすめ液を使ってます。勿論筆塗りには全く使えません(そもそもメーカー側が筆塗りでの塗装を想定していません)
ピュアシンナーはサーフェイサー(特にクレオスの缶スプレー)との相性が良くないようなので、ピュアシンナー+フィニッシャーズカラーで塗装する場合は、全く同じ組み合わせでファンデーション○○(○の部分は上に塗る塗料によって変わる)で下地を均一にしてから塗装しています。
真ん中のうすめ液は、ピュアシンナーを使い始めてからはあまり利用機会がなくなってきました。ただ、一度塗装した塗料を一気に落としたいときや、揮発して粘度が高くなったビンに残った塗料を再生するのにはこれを使ってます。また上記のように下地をサフで均した場合は、この溶剤を使う事もあります。
弘法筆を選ばずと言いますが、僕は弘法ではないので(苦笑)技術の拙さをこう� ��ったマテリアルでなんとかカバーしてるといった感じです(カバー出来てるのか?)
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